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花粉吹き荒れる日本を脱出し、12年ぶりの上海です。

正直、12年の間に洗練された上海の姿は、想像以上のものでした。

まず、表通りにゴミがほとんど落ちていない。
人々は列はきちんと守って並ぶし、信号も守って変わるまで待つ人が随分と増え、エスカレーテーも片側に並んでいて、地下鉄もちゃんと降りる人を待ってから乗る。上海 スッ、スゲー!!Σ(゚Д゚ )
まだまだ中国の中では一部なのかもしれないけれど、モラルが向上し民意が随分と上向いていることを実感します。

ただ(為替の変動ももちろん影響していますが)、やはり物価は跳ね上がり、ホテルの料金も2~3倍になったような気がします。

当時は、Andersenの庇護もあって、社販で超高級ホテルに格安で宿泊できましたが、今回同じホテルはリーズナブルとはとても言えない金額です、、、

ある意味では、これは経済発展の結果としては当然の帰結であり、少なくとも上海は、順調に発展していることを実感する一方、日本の失われた20年を、本当にもったいなく感じます。
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とはいえ、Facebookにアクセスできないのは承知の事実として、現地SIMでデータ通信するとpopメールすら受け取れないなど、やはり普通の国でないことは意識せざるおえませんが。

明日からは鄭州、洛陽、西安と内陸の都市を巡り、その後 広州、香港、ジャカルタ、ジョグジャカルタと回って帰国の予定です。

お近くにいらっしゃる方、是非 お会いしましょう!
# by kinase | 2014-03-06 23:01 | 考える
日経で只今連載中の”身近な疑問を読み解く やさしい経済学”が面白い。

<第3章 民主主義の合理性(4)>
http://www.nikkei.com/article/DGKDZO65029080Y4A100C1KE8000/

>合理的投票モデルは「合理的無知」という概念で説明します。
>国政選挙で、一票差で決まる選挙はまずありません。
>有権者が熱心に時間をかけて情報を集め、自分にとって一番「得」な候補者に投票したとしても、
>その一票が選挙結果に影響を与える可能性は限りなくゼロに近いのです。
>合理的な有権者であれば、結果に影響を与えない投票行為のために時間をかけて情報を集めたりしません。
>つまり、有権者は合理的であるがゆえに政治的に無知だというのです。

俺、やっぱり合理主義者。

一見、現代の民主主義政治システムは絶対的な正義だと信じられているが、単純な情報操作に煽られる脆弱なもの。

だから、都知事選においても本来は、都政で求められる首長の役割・タスクを最も有能に遂行する能力を有する人を
優先的に政党は候補者として選出すべきなのに、”知名度のある人”とかっておかしな指標を優先してテレビとかに
出てるキャラを選ぼうとかしちゃう。

選ばれたキャラ首長が たまたま有能だったらラッキー。
東京都も願うしかないね。たぶんあの人だけど。
# by kinase | 2014-01-09 12:59 | 考える
<J-CASTニュース 高級官僚が次々天下り先奪還に成功>
http://www.j-cast.com/2014/01/06193404.html


リーマンショック後 日本の民間企業は、血のにじむような努力のもと徹底的なスリム化を行ってきました。
売り上げが伸びない以上は、自らの身を削って利益を保持しなければ企業の存続はありません。

一方、政治の世界では、民主党政権が小さな政府を標榜しこれに挑みましたが、官僚を中心とした強固な
抵抗にあい(たいして効果が出なかったという偽りのプロパガンダまで残して)、志半ばのまま政権の座から
追い出され、結果として公官庁では依然 既得権益にしがみ付く輩の住処が多く残り、公共サービスの末端
の職員が疲弊したのみで、十分な効果が出たとはいえないと見ています。

環境の変化を追い風に上昇気流に乗る自民党政権下ではさらに箍が外れ、それと国民に気付かれないよ
うにひっそりと昔のばら撒き官僚政治の体制に戻りつつあります。

これは、失われた20年を引き起こした仕組みへの回帰に他なりません。
(自民党政権は時代の流れに上手く乗ったにすぎず本質は昔と変わりありません)

企業は、不況下で本当に物が売れなくなれば身を削るしかありません。
他方、政治の世界では財政が困窮しても国民貯蓄という、外にある隠し財産から税収という名目のもと搾取
するという甘えた手段を今はいつでも取ることができます。
さらに言えば、政治家は票と引き換えに慎重にこれを実施しますが、官僚自身がバーターとするものは直接的
には何もありません。

国の将来の財政を憂いるため、増税を否定するものではありませんが、その前に政治・官僚・財政について、
少なくとも民間と同じよう身を削りきったのか、とあらためて問い直したい。

本来は、国を動かすものこそ滅私奉公の忠義の下、徹底的な清貧の思想で臨むべきであるはずなのだから。

ちょっと最近気になる_c0094713_14464282.jpg

ちょっと最近気になる_c0094713_14552941.jpg

# by kinase | 2014-01-07 14:56 | 考える



docomo iphone 発表後に考える_c0094713_12331153.jpg
さて、事前の情報どおりdocomoがiphoneを販売することになって、いろいろな事が判明しつつ
ある訳ですが、とある調査によると既存docomoユーザーの50%以上がiphoneを買いたいと
思っている、みたいな結果がでてますね。

これを信じるとすると、docomoの既存顧客マジョリティーは、やはりレイトマジョリティー以降に
位置していると想定されますので、そこそこの販売数は見込めて短期的には、さほど間違った
選択ではなかったと評価されると思われます。

まあ、それはそれで良いのでしょう。

でも、やっぱりdocomoの今後が安心できるとは、とても思えないんですよね。
気になるのはポストiphone、ポストappleの出口戦略。

今回のappleの発表会後にappleの株価は急落、発表会を見ても新製品を見ても、明らかに
アフタージョブスの推進力が減退しているのを皆様も感じているはず。

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323410304579069770977684390.html

一部では、従業員の士気が低く、人材が流出し開発力にも影響が出ているとも報道されています。

また、日本にいると以外に映るかもしれませんが、世界のスマホOSのシェアでiOSは実は13%
しかない(android79%)らしい。

・企業の推進力(イノベーション力含む)が落ちている
・後ろ向きな社内の雰囲気
・シェアがない
・ブランドが毀損しつつある

という現状が顕在化している企業に明るい未来が望めないことは歴史が証明しています。
マーケットでは、アップルがついに本格的に傾きかけてきている、というのは周知の事実。

個人的にも残念ながら、iphoneバブルの終焉は以外に早くくるんじゃないかな、と。
だとすると、バブル終盤にバブルに乗ってしまったdocomoはどうなるのか,,,,

ただでさえ、ツ-トップなどというトチ狂った打ち手でたいした成果も挙げられなく、苦し紛れの
一発逆転狙い。その打ち手も、既にブームが過ぎ去ったものだったとしたら,,,,

もう、どうにもこうにもビジョナリーカンパニーの衰退の五段階に当てはまってしまうんです。

とにかくですよ、やっちまったものはもう仕方が無いですから、docomoにはiphone導入後の
最悪のシナリオも考慮に入た企業戦略・中期事業計画を機敏に実践してもらいたいものです。

docomoが自らの判断を誤ったがために毀損したリスクコストを、我々消費者の月々の支払いに
コソッと上乗せする、それに他2キャリアも便乗し益々日本の携帯料金が相対的に高くなる、
なんてことは断じてあってはなりません。

(個人的には現時点での選択肢としては、国内メーカー(ソニー・シャープ・京セラ・富士通)との
関係をきっちりと継続して未来を見据えるほうが、自らの首を絞めることにならず、将来的に良
かったのではないか、とめずらしくコンサバティブな意見を述べてみます。)

<余談>
# by kinase | 2013-09-12 12:33 | 考える
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