人気ブログランキング | 話題のタグを見る

オリンパス問題2

現在、取締役全員解任とウッドフォード氏の復帰によって、オリンパスが世間から一定の信用を取り戻す
といのが一般に考えうるシナリオとなっていますね。

そうなるとウッドフォード氏の権力は確固たるものになり、ある意味での独裁が確立されることになるでしょう。

オリンパスは、内視鏡で7割の世界シェアを握り稼ぎ頭となっており、「買収して事業を切り売りすれば大儲け」
と考えるハゲタカ等 有象無象が列挙して狙っています。
この事実が、問題をより複雑化しています。

ウッドフォード氏自身は30年来のオリンパス社員ですから、彼自身への心配は不要かもしれませんが、
彼の判断にオリンパスの命運がかかることになるでしょう。

ハゲタカの餌食になることは、日本の産業界を挙げてでも(政治は当てにならないので)食い止めなければなりません。

このような中でも、ある意味で最も被害を受けたであろうオリンパス社員の皆様自身は前向きに考え、今後の企業統治
や事業再建といった経営改革を検討するチームを社内メンバーで発足するなど、行動を起こされています。

http://www.olympusgrassroots.com/jp/


モチベーションを喪失することなく自ら行動される社員の皆様の姿は、近い未来の復活につながると信じます。
by kinase | 2011-11-29 11:15 | 考える
←menuへ